2016-12-21

ボブ・ディランと「北帰行」をめぐる探しもの。

ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞が決まったとき、
50歳以上の世代の多くが思い浮かべたのが、
フォーク・ロックグループ「GARO(ガロ)」のヒット曲「学生街の喫茶店」…というような記事を読むか、TVで誰かのコメントを聞くか、した記憶です。

確かに、その世代の僕も、ボブ・ディランという名前を覚えたのは、あの曲がきっかけだったかもしれません。流行ったのは1972(昭和47)年で、僕が小学4年のときでした。

とにかく当時、ヒット曲となれば、テレビ、ラジオ、有線放送で「これでもか」っていうほど、流れていて、だいたい歌詞を見なくても、かなりの人々が歌えてしまうような時代でした。

多くの人々のなかでボブ・ディランが「学生街の喫茶店」とリンクするのも、うなづけます。

でも、今年のノーベル文学賞発表を同賞の公式サイトのライブ中継で見たとき「ボブ・ディラン」と聞いて、「ボブ・ディランっていう名前の詩人か作家もいたんやろか」と思ったあと、アタマをよぎったのは「北帰行」でした。

小林旭(歌手・俳優)らが歌って1961(昭和36)年にヒットした歌じゃなくて小説の方です。

2016-11-28

住太夫師匠の言葉は不器用でも楽しく生きるコツが満載。

大阪市中央公会堂・大集会室=2016年11月24日(大阪市北区中之島)
先週木曜日(2016年11月24日)に、大阪・中之島の中央公会堂・大集会室で開かれた「文楽の夕べ」に行ってきました。

人形浄瑠璃「文楽」の魅力を紹介するイベントです。

文楽が2003年にユネスコの「無形文化遺産」に登録されることが事実上確定した翌年から毎年、開催されているそうで、今回で13回目。
文楽といえば大阪発祥の芸能なのにもかかわらず、主催は東京発祥の日本経済新聞社というのがかたじけない。無料なんです、抽選ですけど。

3部構成で、第1部は人間国宝で文化勲章を受章されている文楽太夫の竹本住太夫師匠と女優の南野陽子さんの対談です。

2014年に引退した住太夫師匠ですが、喘息と風邪の咳は演じ分けないといけないという話題になって、喘息の咳を披露してくださると、完全に会場は文楽ワールドで拍手喝采で、お客さんは大喜びでした。

もちろん壇上の南野陽子さんはまさに輝いて見えたのですが、住太夫師匠の存在感はそれ以上。拝見しているだけで有り難い気分になりました。これは大袈裟ではなく本当なんです。

引退は好きな道だっただけに辛(つら)かったそうです。文楽の義太夫語りは腹から“イキ”を出さないといけなのに、それがままならないようになって、お客さんへの申し訳なさから一線から退くことを決意されたそうです。

「生きるヒント」にできそうな滋味深い言葉もたくさん拝聴しました。

2016-11-06

カラスに謝るべきか?

万博記念公園(大阪・吹田市)=2016年11月6日
お風呂で、ちゃんと洗いもせず、短い時間に済ませてしまうことを「烏(カラス)の行水」といいますよね。

実際にカラスが行水をしているところを見たことがありますか?

僕はきょう(2016年11月6日)初めて目撃しました。

2016-09-02

ピカピカじゃないけれど、1年生になりました。

「発心」というほどのものじゃないですけど、
浄土真宗本願寺派が運営している「中央仏教学院」(京都市右京区)の「通信教育」部で勉強をすることにしました。

昨日(2016年9月1日)は、西本願寺で入学式が行われました。

中央仏教学院は1920(大正9)年に創立された僧侶養成学校です。

1972(昭和47)年に「通信教育」が開設され、現在は僧侶としての道に進むための専修課程(3年間)▽浄土真宗や仏教の学習を体系的に学ぶ学習課程(3年間)▽基本的な教えを1年間で学ぶ初歩的な入門課程―の3コースがあって僕は学習課程を選びました。

今年の入学者は日本全国はもとより海外も含めて512人。国宝の阿弥陀堂で行われた入学式にはこのうち約180人が参加しました。

このあと同寺内の伝道本部の大会議室で、同学院の北塔光昇(きたづみ・みつのり)学院長や大八木正雄(おおやぎ・まさお)通信教育部長の基調講演、学習指導があって約4時間で終わりました。

北塔学院長によると、
今年は熊本の新入生が例年に増して多いそうで、
地震での被災をきっかけに人生を新たに見つめなおそうという方がいらっしゃるようだとのことでした。

運命的…というと大袈裟ですけど、大八木部長のお話は僕に「ご縁」を強く意識させました。

西本願寺の境内。写真手前が国宝「阿弥陀堂」で、奥が同じく国宝「御影堂」=2016年9月1日、京都市下京区

2016-08-23

猫の氷河期が終わった…かも。

キャットタワーのてっぺんで、ラッシュアワー状態の球太郎くん(写真左)と雷蔵くん(同右)
きょう(2016年8月23日)の日本経済新聞朝刊によると…
「接客する猫がいる店や旅館が話題だ」そうです。

猫に関係する本500冊以上を集めた「小さなお庭と猫の図書館」(大阪市)では2匹の「司書猫」がいて、仕事帰りの会社員らが、この看板猫をお目当てにやってくるそうです。

このほか東京・上野のバーにいる「バーテンダー猫」や、山形県天童市の旅館の「猫女将」などが紹介されていて、
帝京科学大学アニマルサイエンス学科の山本真理子助教が「動物が安心して過ごせる環境なら、人間もリラックスできる場所という期待が人をひきつける」と説明しています。
で、
記事は「そんな『猫社員』。あなたの会社にも1匹いかがでしょう?」と締めくくっています。

「猫社員」といえば、
和歌山出身の僕は、
和歌山電鐵の「たま駅長」がまずアタマに浮かんでしまいます。

初代は去年亡くなって、今は二代目ですね。

そんなわけで、キョービは猫もビジネス現場で経済に貢献しているわけですよ。

2016-07-05

マスメディアは「大衆」を妄想していた。

もう7月も5日です。
2016年も残り半年を切って大阪では今月下旬には天神祭です。

何と!新聞社を退職して9カ月以上が過ぎてしまいました。
第2の社会人生活が始まってボーッとしている場合じゃないのに、
退社半月前に父が癌(がん)で亡くなったこともあって、
バタバタしているつもりが仕事的にはボーッとしてしまったようで、
気がついたら、夏って感じで、
冬とか春があったっけ?という気分で、
僕の体感では少なくとも本来の2倍くらいで速さで時間が過ぎてますね。

もしかしたら、
まちがって僕にだけ、うっかりと早めに「7月」が来てしまったかと思うくらい。

「7月」が「あっ間違ってました。あわてものなもんで」って謝って引き返していき、
「4月1日」あたりが、「すみません。寝過ごしました」って頭をかきながら“出勤”してきて、
僕も「やっぱ、そうっすよね。いくらエイプリルフールだからって冗談きついわぁ。今が7月なわけないもん」というほうが実感に近いかも。

で、みなさんのところにも「7月」は来ていますか?
「俺のところは、まだ2月だ」という方は病院へ行ってくださいね。

2016-06-27

ポジティブバカは去れ?ネガティブが流行ってるらしいので、僕にも追い風が吹いてきた。


流行というものに無縁だと思っていました。

でも、そんな僕にも追い風が吹いてきた気がします。

本日(2016年6月27日)の日本経済新聞「夕刊文化」面の記事=写真=によると、
最近、否定的なメッセージを打ち出した「ネガティブ本」の刊行が相次いでいるというのです。

マイナス・ネガティブ思考の自分としては、
ちょっと嬉しい半面、
こんな世の中でいいのだろうか…と、持って生まれたネガティブが噴出して悲観すらしてしまうほどですけどね。

2016-06-19

リアル・マーケット・アナライズに行ってきました。

きのう(2016年6月18日土曜日)に神戸国際会議場で開かれた「リアル・マーケット・アナライズ2016 in 神戸」という経済セミナーのようなイベントを拝見・聴講しました。

BS放送局「BS12(トゥエルビ)」の経済情報番組「マーケット・アナライズ」のまさに“リアル版”です。

キーワードは「停滞」


この番組出演者で、金融ストラテジストの岡崎良介さん、株式アナリストの鈴木一之さんのほかラジオ日経記者の鎌田伸一さん、大和証券投資戦略部担当部長の木野内栄治さんらによるプレゼンテーションやパネルディスカッションが行われて、キーワードは「停滞」でした。

現在の日本は「停滞時代」に入ったとしたうえで、その中で、どのように投資活動を進めていけばいいのかを探る試みです。

3時間のイベントでしたので、内容は盛りだくさんですが、要点は「円高」がしばらく続くということ。つまり停滞は「円高」が大きな要因となっているというわけです。

この点について岡崎さんを中心とする登壇者は…

2016-06-18

セコいことばかりをニュースで見るのはダルいけど…。

舛添要一・都知事の問題を取り上げたニューヨーク・タイムズは、この件に絡んで日本では「sekoi(セコい)」という言葉があふれたみたいな記事を電子版に掲載したということをTV番組で知りました。
 僕は「セコい」というのは英語の“secondhand”が語源だと思っていたので、
輸入された言葉がまた輸出された面白い現象だという感想を抱きました。
でも、念のため調べてみると、「世故」という言葉が形容詞になったそうで、 鎌倉時代には用例がみられるそうです。

2016-06-01

AIの裁判官はどうでしょう?

最近、いろんな仕事を見るたびに、AI(人工知能)で可能になるか、ということを考えてしまいます。

 webサイトのマークアップ、コーディングは元のデザインのデータがしっかりしていれば、これはもう人間がやるよりはAIのほうが正確で速いと思うのですが、いかがですか。

で、“業界”が飛躍しますけど、 スポーツの審判はというと、 球場だけじゃなく選手にもセンサーみたいなものを装着させれば、野球はAIでできるでしょうね。

一方、ラグビーなんかは主審がゲームのディレクションをする要素が強くて、個性が展開に反映されるので、難しい気がします。 相撲もそうですよね…スポーツかどうかという議論はあるだろうけど…。

プロレスなんて、よほどクレバーかクレージーなAIでないと、 全然、面白くなさそうです。 

ちなみに、スポーツといえば、昨日(2016年5月31日)、覚せい剤取締法違反に問われた元プロ野球選手の清原和博被告(48歳)が懲役2年6月、執行猶予4年(求刑・懲役2年6月)の判決を言い渡されました。

同じ「審判」でも裁判でのAIはどうなんでしょう。

2016-05-25

日経新聞は変わった。

僕以外にも感じている読者がいるかもしれません。

何をか?…というと日本経済新聞の記事スタイルの変化です。

去年10月から自宅で定期購読を始めました(産経新聞も続けてますよ)。

毎日、読むようになって、まず気になったのが1行目から体言止めをつかった記事が多いことでした。

実際の記事ではないけれど、わかりやすく単純な例をあげれば「千年の古都・京都。伝統産業の西陣織は…」みたいな感じです。

日経新聞とネコの雷蔵くん(写真右)と球太郎くん(同左)。政治経済に関心はないと思いますが、紙面を見つめています

僕が駆け出しの新聞記者時代には、「記事の1行目での体言止めは余程の意味や効果がない禁じ手だ」と先輩から教えられました。

「異人館ブームで女性観光客が増えた神戸。」みたいな書き出しは紋切り型で、「神戸」という名詞を修飾しただけで文章ではない、と言われました。

また「兵庫県は●●と発表。」といった体言止めも「発表する」という未来形なのか「発表した」という過去形なのか明確ではないので、基本的に使ってはいけない、と指導されました(これは、正確に説明すると、新聞独特の事情もあって長くなるので今回は省きます)。

だから僕も1行目に体言止めを使うのは字数に制限のある短信や写真説明だけにするようにしてきました。

しかし、日経新聞の記事は、この禁じ手が多くて、企画や連載はだいたい体言止めで始まっているんじゃないかと思うほどでした。

2016-05-16

夏の「眼鏡問題」を解決してみた。

「老眼」って、哀しい響きのある文字ですね。
少なくとも僕はそう思います。

以前は加齢臭が漂ってきそうな印象が強かったんです。
自分とは関係なくて月の裏側に存在するような遠い言葉でした。

しかし、それが、もう最近はものすごく近い。
自分に完璧に密着してしまってますもんね。
あんなに離れた存在もう身体の一部ですよ。
まさに眼のなかに入れても痛くないッて感じ…かわいくないけどね。

加齢臭も自分が発散元になったし、
「哀愁」って言葉が「哀臭」のほうがぴったりする気がする、きょうこのごろです。

それと関係ないようで関係ある話です。

夏も近づいて日差しもきつくなってきたから、
外出するときは帽子をかぶります。
キャップとか、パナマ帽なんですけどね。
これがまた、僕は頭が、でかいし顔が丸いんで、
バレーボールに余計な飾り物をのっけた感じになるんです。

決してカッコよくないのはわかっているし、
むしろカッコ悪いんだけど、
やっぱね、髪の毛が多くないもんで、
直射日光は厳しいんで、かぶるわけです。

それはいいんです。

ROUGANなんですよ。
ローマ字で書いたらちょっとはカッコよくなるかと
思ったけど、わかりにくいだけですね。
老眼です。
さらに近眼。
だからパソコンに向かうときなんかは度数が緩めの読書用眼鏡(めがね)をかけてます。

で、外出のときは左右ともに1・0以上の視力になるような遠近両用なんですけど、最近はこのレンズの「近」エリアの能力では小さな文字には対応できないくらいに老眼が進んだので、
電車のなかで新聞や本を読むときは眼鏡を頭に跳ね上げて裸眼にします。

そうなってくると、帽子を脱がないといけない。
で、脱ぐと忘れる…。
この1年で6回忘れて半分は戻ってきませんでした。

何か対策はないかと思っていたところ目に入ったのが、
眼鏡市場が展開する「ALOOK(アルク)」のネット広告
日本のクラブシーンを切り開いたベテランDJの須永辰緒さんと、「Bobby Sings Standard,」のデザイナー、森山秀人さんが、ジャジーな跳ね上げ式アイウエアというセッションを奏でる
…というコピーの「ジャジー(JAZZY)」にグッと心を鷲(わし)づかみされたうえ、
この眼鏡の機能にピンとくるものがあったんです。

2016-04-15

エスカレーターの左側に立つ。

大阪取引所の五代友厚像=大阪・北浜 ※写真と本文は、もちろん関係ありません。
大阪取引所の五代友厚像=大阪・北浜(※写真と本文は、もちろん関係ありません)
大阪市内のデパートに行ったら、上りのエスカレーターの前で、従業員の男性が「1列ではなく2列で、ご利用ください」と繰り返し案内していました。休日で客が多いので、ステップの手前で利用者が滞留して混雑しないようにするためでしょう。

ところが、客はその声が聞こえているのか、いないのか、みんな右側に一列で乗っていきます。

小学生くらいの女の子と、そのお母さんらしき2人連れですら、そうなんです。

僕は指示に従って見知らぬ方の左側に立ったのですが、
前後に誰もいないまま2階に。

3階に向かうために乗り換えたときも左側に立ったものの、やはり僕1人だけ。

あまりに目立つので4階に向かうときは右側に立ちました。

もちろん左側のステップは上から下まで誰もいませんでした。

で、別の日。

2016-03-25

探しものを見つける方法。


本棚は、だいたい著者別に整理しているんですけど、
50音順で整理しているわけじゃありません。

だから1冊しか持ってない著者の本…これがほとんど…の場合、どこに置いたのがわからなくなることが多いです。

実は今も、
ある本を読む必要があって探したのだけど、
なかなか見つからない。

処分してしまったのかもしれない。
あきらめてAmazonで、同じのが中古本でないか、探そうと思い始めたところで、
電話がかかってきたので出たんです。

椅子に座って携帯で話しながら、ボーっと本棚を見つめていたら、
探していた本が目に入ったんです。

無事、探しものが見つかったわけですが、
なぜ、一所懸命に探していたときは見つけられなかったのか。

答えは簡単です。

2016-03-24

「回る」という魅力 

きょう(2016年3月24日)の大阪の空は曇り気味です。
それが少し残念なんですけど、
自宅(集合住宅5階)のベランダ(バルコニー)から見える大阪・吹田市の万博記念公園方面のあたりを150-500mmのズームレンズをつけたカメラで撮影してみました。

そのあたりまでの直線距離は2.5km~3kmです。


写真の右のほうに見えるのがJリーグ(日本プロサッカーリーグ)のガンバ大阪(G大阪)のホームスタジアム。今年2月に使用が始まった「市立吹田サッカースタジアム」です。

その左側にクレーンと一緒に見えるのが「EXPOCITY」(エキスポシティ)で、建設中の「REDHORSE OSAKA WHEEL」(レッドホースオオサカホイール)。
完成すれば高さ120mを超える日本一の観覧車で、今春、営業が始まる予定です。

2016-02-29

ジャーナリズムを超える「方法」が必要な時代

2016年2月29日

きょう(2016年2月29日)付「日本経済新聞」朝刊で、気になる記事が2つありました。

ひとつは1面の連載企画「新産業創世記 難題に挑む(2)」。インパクト投資を牽引(けんいん)する英国の有力投資家、ロナルド・コーエン氏(70歳)の言葉です。

インパクト投資とは、利益だけを追う投資とも、寄付とも違う社会的な投資のことで、2013年の主要8カ国(G8)首脳会議で、英国のキャメロン首相が呼びかけて注目を集めた試みです。

コーエン氏はこの記事で“「世界はこれまでになく貧富の差が広がっている。だが、政府にはこの問題を解決するリソースがない」。だからこそ「社会課題には革新的な方法が必要になる」”と強調しています。

政府に格差を解決する力がないことは多くの人々が気づくようになってきていると感じていましたが、あらためて新聞紙上で活字となって明言されると、現実感が増したのです。

もうひとつはオピニオン面の米大西洋評議会シニアフェローのアンダース・オースルンド氏の寄稿とみられる文章。1952年にスウェーデンに生まれ、1991年~94年にロシアでエリツィン政権の経済アドバイザーもつとめたというオースルンド氏は、今世紀初めから多くの発展途上国で見られた急速な経済成長が長続きしていない現状に言及しています。

そして、それら新興諸国の「決定的な欠点」を「劣悪な統治」だと断言。国際NGO「トランスペアレンシー・インターナショナル」(本部:独ベルリン)が発表している世界168カ国・地域の「腐敗認識指数」では、南アフリカ61位、ブラジルとインドは76位、中国83位、ロシア119位となっていることを示たうえで、「あしき統治によって、持続的な富と生産力を生み出す国家の能力が制限される」と指弾。「国民は汚職まみれの指導者を追放する必要がある」と訴えています。

2016-02-23

在阪AM局のFM試験放送が始まった。

最近、昼間はPCからradiko.jpで短波放送「ラジオNIKKEI第1」を聴くことが多いです。
でもPCに負荷のかかる作業をするときはradiko用にスマホや他のPCを立ち上げてBluetoothなんかでスピーカーにつながないといけない。
これが面倒なので、ヨドバシ.COMに短波が入るという安いラジオを注文しました。
なぜヨドバシかというと、amazonより同じ商品が安かったからです。
ちなみに税込み・送料込み1,720円。 それが先ほど届きました。
さっそく短波を聴こうと思ったのですが、 全然、受信しません。


マンションでコンクリートの箱のなかみたいなものだし、なんせ値段が値段なので…。 夜になるとまた電波状況は変わるし、屋外では聴こえるでしょうけどね。

僕が小学生のときにお年玉やお小遣いを貯めて、 買ったSONYの「スカイセンサー5500」なんか、 1972~73年当時で、今回のラジオの10倍くらいの値段だったですもん。

2016-02-22

600円で縦横無尽に大阪観光。

主に自宅で仕事なんかをするようになって最近はまったく外出しない日もあって引きこもり気味です。

せいぜいストレッチや腹筋運動をするくらいで身体もあんまり動かさないので不健康…。
…というわけで、運動不足解消のためもあって昨日(2016年2月21日・日曜日)は出かけてみました。

問題のひとつは交通費です。

会社員だった時代は「定期券」というものがあって、ある程度、これが負担を軽減してくれたわけです。
気軽に出かけない理由も、ここにありますね。
本や家電、文房具なんて近所のイオンになければAmazonさん頼り。
プライム会員なんで送料無料なんで交通費を考えると、だいたいamazonさんの方がお得になります。

で、きのう利用したのは大阪市交通局の「エンジョイエコカード」。土曜・日曜・祝日は600円で大阪市営地下鉄と市バス、ニュートラムが1日乗り放題なんです。


大阪市内で公営交通を利用する限りは追加料金なし!

2016-02-17

働かないアリはオジさんへの朗報か?

日本経済新聞web版(2016年2月16日)に掲載された共同通信配信記事によると…。
アリの集団は常に全ての個体が働くより、働かないアリがいた方が長く存続できることを、北海道大大学院農学研究院の長谷川英祐准教授の研究チームが突き止め16日、英科学誌電子版に発表した。働き者のアリが疲れて休んだ時、怠け者とみられていたアリが代わりに働くためという。
「一見無駄な働かないアリも、集団の長期的存続には欠かせない。人間も含め、短期的効率を求めすぎると、組織が大きなダメージを受けることがある」と長谷川准教授。「組織運営に当たり、長期的存続の観点を含めて考えることの重要性が示された。会社で働かないと思われている人も、相対的に腰が重いだけで、ピンチとなれば活躍する可能性はある」と話しているそうです。

会社で、あんまり働かないんで、若手の視線が痛いオジさんオバさんには朗報のようでもあります。

もちろん組織を存続させるためのヒントとしては有効に違いありません。でもオジさん・オバさんへの朗報ではない側面は色濃いと思います。

「俺の時代が来るかも」と明るい日差しを感じて胸をなでおろしたオジさんには悪いけれど…。

2016-02-10

向井滋春さんの「引き算の美学」

いやぁ参りました。
前回が2004年2月でしたから、12年ぶり。
干支が一周りしてインフルエンザ(A型)にかかってしまいました。

そんなこんなで、せっかく1月28日(木曜日)に大阪・梅田「ロイヤルホース」で、ジャズトロンボーンの向井滋春さんのライブに行ったのに書くのが遅れていました。

「トロンボーン」をブログの前面に出しながら、これはダメですよね。

で、そのライブのプレーヤーは向井さんのほか竹下清志(ピアノ)▽時安吉宏(ベース)▽マーティー・ブレイシー(Ds)=敬称略。

向井滋春=2016年1月28日、大阪・梅田「ロイヤルホース」

2016-01-06

「よりにて回帰現象」の理由。

最近、格助詞「より」「にて」をつかった文章を見かけることが多くなったと感じているのは僕だけでしょうか。

TVの広告でも「1日よりスタート」とか「梅田にて開催」といった表記が目立っている気がするのです。

新聞社の場合、「より」は「AよりBのほうが…」といった比較を除いては「から」を使うのが原則で、「にて」も「で」がふつうです。

「より」も「にて」も古語ではメジャーだったことを活かして現代では、特別の効果を狙うといった場合やあらたまった古式ゆかしさが尊重される場合を除いてはあまり使わない…という認識でした。

しかし、最近は学生の文章で「より」「にて」を使う例をよく見るようになってきました。新聞記事を書く実習などでは、原則は使わないと伝えてきたんですけど、これだけ氾濫してくると、そちらの方が自然に感じてくるヒトが増えても不思議ではありません。

なぜ、こんな古典回帰のような現象が起きているのか。
球太郎くん(ネコ、シロキジ、♂、1歳、愛称:Qちゃん)=リビングのテーブルの下にて

2016-01-05

喪中ですけど…。

昨年9月末で産経新聞社を離れて半分フリーターのような生活を送っているので、なんだか日常のリズムにメリハリが欠けてました。
やっと、それにも慣れてリズムができてきたと思ったら年末年始っていうわけで、どうもまた拍子が変になってしまいました。
とはいえ長年の会社員生活が身体(からだ)に染み付いているのか、三が日明けが月曜日っていうのはプレッシャーを覚えます。
休んでいたのにいきなり長距離走かよっ!って気分です。
別にたいしたことはしてないんです。
でも、とりあえず空回りだけでもしとかないと申し訳ないような…。

それはさておき。
退職の直前に父が亡くなったので今は喪中なんで、「おめでとう」とは言えないんですけど、3日に大阪天満宮に初詣をしました。

ここ10年くらいはずっと行ってまして確か7年前くらいから、続けて、おみくじも引いてます。

1年前は「凶」でした。
その前が「末吉」。
で、さらにその前までの4年間は連続で「凶」…。
大阪天満宮のおみくじは、大吉、吉、中吉、小吉、末吉、凶の6種類だそうですから、大吉から凶まで全部が同じ数入っていたとしても奇跡的な確率ですよ。
プロ野球なら過去6年間、“最下位”5回、ブービーが1回みたいなもんで、かつてのヤクルト・スワローズとか、その前身のサンケイ・アトムズよりもひどい。

それがですよ、今年はいきなり「大吉」でした。

2016年1月3日、大阪天満宮