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| こちらは「完全版」です |
元外交官で作家の佐藤優さんが著書『野蛮人のテーブルマナー』(講談社+α文庫)で、「風俗の経済学」について触れています。
AV(アダルトビデオ)の女優さんが現役で活動できるのは、だいたい1年、いいとこ2年だというんですよね。その後はスナックをやるとか、業界の背後にいる「恐いお兄さん」とか、セレブに愛人として囲われるか…というパターンが多いそうなんです。
細胞と一緒で生まれてから死ぬまでがパターン化して、
新陳代謝を繰り返しているから業界が永続する。
そのシステムの倫理的な問題については今は僕も横に置いておくけど、佐藤さんは、
「一人の子を永久に生き残らせようとすると、永久に生き残る細胞っていったら癌しかないんだから。癌化していくんですよ」と解説しています。
加えて「これは永遠に続くっていう、余人をもって代えがたいって感じをもつと癌細胞が生まれる」とダメ押ししています。
さらに「大統領制をとる国っていうのは、大統領が替わるときに、主要スタッフも全部入れ替えなんですよ。これも官僚組織が癌細胞化することを防ぐためです」と国の体制にもAV産業と同じシステムがあるっていうんですよね。
もちろん、互いにマネをしているわけじゃなくて生き残りの知恵なんでしょうけど…。
そういう意味で、
終身雇用制のなかで高齢化にともなって定年を延長するっていうのは、
生命体としての組織運営の方法としてはかなりの愚策ということになりますよね。