「カウボーイって知ってるか?」
そう質問された自分を想像してみてください。
「バカにしとんのか! 知ってるに決まっとるやないか」と思いませんでしたか?
少なくとも僕ならそう思うでしょう…正確に言えば、そう思っていました。
馬にまたがって投げ縄を操りながら牛の群れを追う。もちろんカウボーイハットをかぶっている。そんな姿が頭に浮かべばカウボーイとは何かを知っているという気にはなりますよね。
でも日本人によるカウボーイ体験記である『カウボーイ・サマー 8000エイカーの仕事場で』(旅と思索社)を読んでからはカウボーイのことなんてほとんど何も知らなかったことをあたらめて知ったのです。