2015-05-23

「やる気」は必要か

「鼻炎のため当分の間お休みを頂きます」とのことです。

誰が休んでるかというと、
が和歌山電鐵貴志川線貴志駅(紀の川市)の「たま駅長」です。

そっけなく言ってしまえば、
メスの三毛ネコですけど、
説明はいらないですね。

僕の故郷・和歌山県を代表する“顔”のひとつです。

同じ和歌山の顔、白浜のパンダたちは、たま駅長に少し水をあけられているような気がするのは僕だけでしょうか?。

1999年4月29日生まれだそうですから、
満16歳です。
人間の年齢でいうと、80歳ということで、
今年の誕生日には桃の木を貴志川駅に記念植樹したそうです。

…といっても、たま駅長が自分の手で植えたわけでなく、
周囲の人間の手を借りたそうですが…。
ネコの手で植樹は難しいでしょうからね。
まぁ企画した関係者はネコの手じゃなく、
ネームバリューを借りたというわけです。

貴志川線和歌山駅のあるJR和歌山駅9番線に通じる地下道には、
貴志川線への動線を示す、
「たま駅長の足あと」がペタペタとペインティングされています。

実物大だとよくわからないせいか、
ネコにしては、かなりでかいんです。何年か前に初めて見たときから1年くらい、
パンダの足あとだと勘違いしてましたもん。
一応、和歌山といえば、
パンダも看板ですからね…7頭もいるし…。

もし、僕と同じように勘違いされている方がいらっしゃったら、
頭の中で情報を修正してください。
ネコの足あとです。

きのうJR和歌山駅に行ったので、
貴志川線のホームへ行ったら「いちご電車」が停まってました。

和歌山電鐵にはいろんなものをテーマにした車両があって、

「いちご電車」は貴志駅周辺の特産品のイチゴをモチーフにしてて、
車内のシートはイチゴ柄、

のどかな感じの木製のイスやテーブルも配置されています。


そのほかに電車内のガチャガチャマシーンでおもちゃを販売する「おもちゃ電車」。
それから「たま電車」もありますが、
これは説明不要ですね。

たまグッズもいろいろあって、
サクマ製菓とコラボした「たまドロップ」を買ってしまいました。

家に持ってかえったけど、
雷蔵くん(ネコ、サバトラ、♂、2歳)も、
あんまり喜ばないし、

球太郎くん(ネコ、シロキジ、♂、1歳)なんかは迷惑そうですもん。
なんかもう「節子に申し訳ない」という気持ちです。(わかる方だけわかってください)


廃線寸前だった14.3キロ(14駅)のローカル線が、
「たま駅長」のおかげもあって、
存続しているわけですね。
役に立たないのがネコの本分みたいなところもありますけど、
やるときはやるんですね。

そういえば、
「招きネコ」もいろんなところで貢献してますもんね。

ネコたち自身にやる気があるかどうかは別にして、
やる気を出して空回りして、
自己満足止まりよりは、、
やる気がなくても結果を出してるほうがエラいですよね。

ハンス・フォン・ゼークト(1866-1936年)が言うところの「無能な働き者は害悪」ってことにも通じるのかもしれません。

物事を達成するのに必須なのは、
やる気じゃないってことなんでしょうね。

やる気を見せるのは失敗した場合への事前の言い訳とか、
プロジェクトとか組織のリーダーが、やる気を見せる部下を重用するってことだけかも。

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