| 大阪取引所の五代友厚像=大阪・北浜(※写真と本文は、もちろん関係ありません) |
ところが、客はその声が聞こえているのか、いないのか、みんな右側に一列で乗っていきます。
小学生くらいの女の子と、そのお母さんらしき2人連れですら、そうなんです。
僕は指示に従って見知らぬ方の左側に立ったのですが、
前後に誰もいないまま2階に。
3階に向かうために乗り換えたときも左側に立ったものの、やはり僕1人だけ。
あまりに目立つので4階に向かうときは右側に立ちました。
もちろん左側のステップは上から下まで誰もいませんでした。
で、別の日。
平日の午後でした。
あまり客の多くないスーパーでエスカレーターに乗りました。
僕の前には誰も利用者が見えません。
すると、後ろから誰かが僕の右腕を軽く叩くのです。
振り返ると、70歳前後とみられる普段着の男性です。
彼は顔を自分の右側を向けて僕にエスカレーターの「右側に寄れ」と無言で指示をするのです。
僕はエスカレーターの左側に立っていたのです。
大阪のエスカレーターでは、自分の足でステップをのぼる利用者のために左側を空けることがマナーとなっていることは僕も知っています。
僕はそのとき左側に立っていましたが、右側には充分な余裕があるうえ、利用していたのは僕と、その男性だけです。
男性は小柄で中肉中背。「サザエさん」の波平さんの頭頂部の1本の毛を抜いたようなヘアスタイルでした。
とても不機嫌で横柄な感じだったので無視しようかとも思いましたが、僕が右側に寄ると満足そうにエスカレーターを歩いて僕の左側をのぼっていきました。
デパートでのエピソードもスーパーでの体験も別に教訓めいたものはありません。
でも、僕は自分の母国である、この日本で、この先、機嫌よく生きていけるかどうか、心配になりました。
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