最近、否定気味に語られることが多いですけどね。
たとえば、
「強いものが生き残るんじゃない。環境の変化に適応できたものが生き残るんだ」とかです。
強いはずのトラは強いが故に繁殖数がそれほど多くないけれど、それだけに毛皮に希少価値があるので、
密猟などで絶滅の危機になるということも、
「弱肉強食」を否定的にみる材料としてよく引き合いに出されます。
でも、
人間が丸腰で、
トラと対決したら、
かなりの確率で負けることは想像できますよね。
やはり1対1で勝負すると、
「弱肉強食」は真理の色合いを強めます。
とはいえ、
食べたら不味いものは、
見逃してもらえそうなんで、
生き残るために、
非力な生き物は自分を不味くするという戦術が考えられます。
ただ、
相手が飢えていて、
「もう味なんか、どうでもいいや」という場合には、
この戦術は有効ではなくなってしまいます。
それに蓼食う虫も好き好きと言われますから、
おいしい、とか、まずいという基準は危ういともいえます。
そういう意味では「毒」を持つのはかなり有効かもしれません。
フグみたいに、
ちゃんとした免許を持っている調理人にかかると、
安全という「毒」よりは、
もう猛獣でも牙や爪で襲うだけで、
死に至るほどの「毒」です。
そうなれば、
安全そうです。
しかし、
あんまり強力な「毒」だと、
誰も近寄るのを恐れるので、
逆効果も大きそうです。
近づくと互いに傷つけてしまうハリネズミの孤独みたいにね。
仲間同士では安全な「毒」なら、
そこで集団の力を発揮することも可能で、
うまく力を合わせれば、
無敵の「強毒組織」ができそうです。
とはいえ、
「組織」「集団」になってしまえば、
その中で権力闘争が起きる可能性もあります。
「組織」「集団」が外部に持つ影響力の強さに比例して、
その戦いは苛烈を極めそうです。
「毒」の按配は難しい。
でも、
「毒」が有効な武器になるのは確かなようです。
「毒まんじゅう」だとわかっていても、
食べちゃう人間も少なくないようですし…。
「毒」を持っていても、
他人が近寄ってくる「蜜」も同時に持つような人間になりたいものですね。
そういう女性はけっこういるような気がするけど、
それは男の馬鹿さとの相乗効果で、
威力を発揮するみたい。
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