2015-07-14

テレビを面白く見る方法

スポーツ中継はみんなで見るのに最適ですね

すみません。
いまだに「テレビのチャンネルをまわす」と言ってしまう世代です。

僕の家にカラーテレビが来たのは小学2、3年のころでしたでしょうか。
大阪万博のころだったと思います。
もしかしたら、
もうちょっと早かったかもしれません。
まだ、カラーの番組には「カラー」という白抜きの文字が入っていたころで、
確か新聞の番組欄にもカラー番組を示すマークがあったと思います。
だからカラーテレビを買ってモノクロ番組も多くて、
記憶が定かじゃないんです。

それはさておき、
「最近のテレビはおもしろくない」という声をよく聞きます。
「ひな壇に芸人が座ったバラエティ番組ばっかり」とか、
「昔の焼き直しばかり」とか、
「アイデアに冒険がない」とか…。

もうとりあえず「テレビは面白くない」ってことで、
という感じで、
もうすぐ、「面白くない」の代名詞が「テレビ」とか「TV」になるんじゃないか、と思うくらいです。

大阪では「おもろない」と言われるのが最大の侮辱といわれてますけどね、
これからは「お前、テレビやなぁ」と言われると、
豆腐の角でアタマを打って死にたくなる大阪人が続出かもしれません。
女子に「このTVがっ!」とか舌打ちされて泣く男子もいるかもです。

しかし、本当にテレビが面白くなくなったんでしょうか。

PCやスマホ、ゲームの台頭で、
娯楽が多様化して、
テレビの存在感が小さくなった…というのは、
典型的な説明ですね。

何となく納得します。
昔は20インチのブラウン管でも、
家具調の造作で、
リビングにデ~ンとかまえてました。
最新鋭の家電でありながら威厳もあったんですよ。

ところが、
今は40インチ50インチなんてのが一般家庭でも珍しくなくて、
画面は大きくなったのに、
液晶画面なんで薄いというハンデもあるのか、
昔のような堂々とした風格がないですね。
リモコンで画面の角度が変わるのもあるし、
最新の機種でも、
もう家庭のなかでは新味に欠けますね。
ルンバとかのロボット型掃除機なんかのほうが、
注目を集めちゃったりするわけです。

話がそれました。
本当にテレビが面白くなくなったのか?という疑問でした。

もしかしたら、
テレビじゃなくて視聴者のほうがつまらなくなったんじゃないのか。

実は悪いのはテレビ番組のほうじゃなくて視聴者だったのかも…とは考えられませんか?

僕がまだ生まれる前、
1950年代には街頭テレビっていうのがあって、
テレビ受像機を普及させるために街中にテレビを置いたんですね。
当時の映像をみると、
今でいうとパソコンの画面くらいしかない小さなテレビの周りに、
群衆とも言っていいくらいの人数が集まってプロレス中継に大歓声をあげてるんです。

あれさぁ、どう考えても後ろのほうはちゃんと見えてませんよね。

それがパブリックビューイングなんですもん。

でも画面がはっきり見えなくても、
群衆のなかで感動は伝わって増幅していったんでしょうね。

だから余計に面白く感じる。

そもそもテレビなんて家庭にあるのが当たり前になった当初でも、
あんまり一人でみるもんじゃなかった印象があるんです。
お茶の間とか、リビングとかに、
家族は集まって見るもんでした。

だから今の若い子なんて想像もできないと思うけど、
「チャンネル争い」っていうのがあったんですよ、昔は…。

ビデオなんてありませんからね。

まさに一期一会ですよ。

見逃したら一生見られないかもしれない。

つねに生中継みたいなもんなんですよね。

じいさんは時代劇を見たいけれど、
お姉ちゃんは歌番組を見たい。
でも、お母さんは舅(しゅうと)に気をつかって、
時代劇にチャンネルを合わせるんです。
お姉ちゃん、ぷ~って、ふくれる。
コマーシャルになったらちょっとだけ、とか言って歌番組にチャンネル変えるんですけど、
ちょうどお目当ての歌手が出てきたところで、
またお母さんが時代劇に戻す。
すると「もうこれからなのに」と、怒る。
で、今みたいにリモコンでチョッチョッというわけにはいきません。
いちいちテレビのところまで行ってチャンネルを回さないといけない。
もう大騒ぎです。
おじいちゃんは空気を察して、
「わし、もう寝るわ」とか言いながら、
わざとらしく、アクビとのびをして浴衣姿で、
後ろ姿さみしくお茶の間を出ていく。

お母さん、お姉ちゃんをにらみつけて、
ほっぺをピシャリ!

一瞬、お姉ちゃんは目を見開いて…。
ポロポロ涙を流すけど無言。
そして膝をかかえながら、
意地を張ってテレビを見続けるみたいなぁ。

もうブラウン管の向こうより、
こっちの方がドラマみたいな展開ですよ、想像ですけどね。

キスシーンが出てくれば、空気がぎごちなくなるし、
政治のニュースなんかではお父さんが「けしからん」とか声を上げるし、
漫才なんかでは家族中で腹をかかえて笑って、
子供なんかが芸人の変顔をマネてタコみたいな仕草をしたりして調子に乗って、こたつの上の茶瓶をひっくりかえしたり…。

ある意味、今よりもマルチな楽しみ方をしていたとも言えるわけ。

そんな時代に比べてですよ、
今は裏番組録画予約は当たり前、
それを忘れても、すぐにyoutubeにアップロードされてるって今は、
テレビに向かう真摯さが欠けていますよね。

緊張感がない。

そりゃ作るほうだって苦労するわ。
同情はしないけどね。

つまり本当にテレビ番組が面白くなくても、
面白く見る方法はあるって話ですよ。
みんなでわぁわぁいいながら見ればいい。

まぁそれが一番難しいんだけど、
ひとり暮らしが増えると…。

そういう意味で「ニコニコ動画」の視聴者の言葉が流れるっていうのはよくできてると思うけど、
みんなで見るのが楽しいんですよね。

集団行動が苦手て、
給食も大嫌いで、
「みんなで一緒に」という言葉を聞くと、
小学生のころがら本当に吐き気がした僕が言うですから間違いないです。

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