2015-07-08

「ねこ新聞」が変わった


写真で見ても、
よくわからないと思うのですが、
最新号(7月号)から月刊「ねこ新聞」の紙質が変わりました。
これまでの典型的なアート紙から、
照りを省いて、
ツルッと…から、サラッと…に触感も変わりました。
とはいえ、
安っぽくなったわけではなく、
光の反射が少なくなった分、
読みやすくなったうえ、
高級感が増した気がします。

「ねこ新聞」というのは、
ネコがゆったりと眠りながら暮らせる国は平和な心の富む国という「富国強猫」の精神を軸にした「ネコ文学」の新聞で、
作家を中心にしたネコ好きの著名人らのエッセーや韻文、絵画、写真などを掲載していて今月号で創刊21年目に入ったそうです。

中東でコンサルタント業務をしていた原田緑郎さん(1940年生まれ)が仕事で挫折を経験し「人間を相手にする仕事はもうしたくない」と、奥さんと2人で創刊しました。

ところが、それから1年が過ぎようとしたころに原田さんは脳出血で左半身が麻痺(まひ)し、車椅子生活となり、
新聞は休刊。しかし6年間のブランクを経て復刊しました。

広告は入れない方針だそうで、
新聞、雑誌が不調ななかで経営が安泰なわけはなく、
購読料のほかに、
作家の森村誠一さんや、
映画監督の山田洋次さんらが発起人になった、
「結い願い『ねこ新聞』を支える会」の会費で発行が続けられています。

今回の紙質の変化が「ねこ新聞」の内情の結果として、
良いことなのか、
悪いことなのかはわかりません。

郵送されてきた今月号には、
原田さんの奥さんで、
副編集長・「ねこ新聞」取締役社長の美智代さんの名前で、
“さて、今年も6年目の
「結い願い『ねこ新聞』を支える会」へのお願いの時期がまいりました”と、
「応援のお願い」の手紙が同封されていました。

「ご支援を受けて発行し続けることは、はたして正しいことなのか」という悩みも書き添えられています。

僕も、それが「正しい」ことなのかどうかは、
わかりません。

もしかしたら、
「悪い」ことなのかもしれません。

ただ「正しい」の反対語は、
「間違い」ということだとしたら、
「間違っている」ことが「悪い」とも限らないし、
「悪い」ことが「間違っている」とも限りません。

そういえば「正しい」ことが「良い」ことだとは限らないし、
「良い」ことが「正しい」ことだとも限りませんよね。

敗戦前後の日本のように、
「正しい」とされていたことが一夜にして、
「間違い」になった例もありますし…。

「正しい」とか「悪い」とか「間違い」とか「良い」とか…。
形容詞に右往左往しない人間になりたいです。

たぶん、ネコって、
形容詞に左右されないし、
ネコ界には形容詞がないような気もします。

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