| Vintage Jam Session - 1954 |
条件反射的に陽気になる音楽ってありますよね。
「そんなもんはない」というヒトは、置いといて…。
僕はあります。
「僕」というか、
ほぼ確信を持って関西人なら、
とりあえず肩の力は抜ける曲があります。
「吉本新喜劇のテーマ」といえば、
関西では誰もが思い浮かべてしまう、あの曲です。
正確にはJAZZトロンボーン奏者でヴォーカリストの、
Pee Wee Hunt(1907~79年)がバンドリーダーをつとめる曲「Somebody Stole My Gal」で、
訳せば「誰かが僕の彼女を盗っちゃった」でしょうか?
でも日本語にしようが、
モンゴル語にしようが、
このタイトルを聞いてメロディが頭に浮かぶ日本人はほとんどいないはず。
やはり「吉本新喜劇のテーマ」でないと、
ピンとこない。
「ナニワのモーツァルト」こと、キダタロー先生の作曲だと信じている大阪人も少なくないような気がします。
だって、
あのミュートをつけたトランペットの、
♪ほんわか、ほんわか、ほんわか♪
…っていう感じで始まる曲は、
「吉本新喜劇のテーマ」以外の何ものでもありません。
タコ焼きとか串かつのソースのにおいが漂ってくる感じで、
コテコテ感が充満ですもん。
何といいても、あの曲を聞くと、
岡八郎(2003年4月以降は、岡八朗)や花紀京、原哲夫から始まって、
桑原和子、池乃めだか、辻本茂雄、内場勝則…みたいな感じで頭のなかをみなさんの顔が走馬灯のように流れていきます。
もう関西人のソウルミュージックそのもので、
この曲が耳に入ってくると、
陰気な顔はできません。
逆に言うと、
葬式では絶対に流してはいけないBGMだともいえます。
吉本新喜劇の方が亡くなった場合なら別かもしれないけど…。
それでも天寿を全うしたとか、いうケースに限定されるような気がします。
この曲がPee Wee Huntのバンドの演奏だっていうのは知ってたんですけど、
不覚だったのは、
そのHuntがトロンボニストだっていうことは知らなかったことです。
先日、偶然にそれがわかって、、
「えっ、そうなん!」ってことで、
CDを探しましたよ。
ところがです。
この曲が入ったCDが見つからない。
ダウンロード版ばかり…。
…というわけで、
生まれて初めて、
アルバムをダウンロードして買いました。
「Vintage Jam Session - 1954」っていうタイトルです。
CDというパッケージ商品にこだわっていたし、
JAZZの定番アルバムとなると、
ダウンロードの方が高いっていう場合も少なくなったので、
CDで買う方がお得感はあったんですよね。
ところが、
最近は円安の影響で、
輸入CDが高くなってきました。
もしかしたら、
CDがレコードに取って代わったように、
日本でもダウンロードのデジタル音楽が主流になる転機かも。
JAZZの名盤は軒並み安くなってきましたしね。
あと5年もしたら、
「あれが分岐点だったなぁ」という話なんかするんでしょうかね。
ただね、
僕の場合、
その歴史的かもしれないときに買ったのが“新喜劇のテーマ”なんですよね。
この曲を心に思い浮かべれば、
難しい顔はできないわけです。
たぶん、
これからダウンロード音楽の話題になると、
僕の頭のなかには、
「Somebody Stole My Gal」が条件反射のように流れるのは絶対確実です。
それにしても、
この曲を聴いて陽気な気分にならない関西人っているんでしょうかね。
沈んだ気分を上げる特効薬!
聴けば効くって感じですもん。
富山の置き薬より強力かも…って、
まだ富山の置き薬ってあるんですかね。
それはさておき、
「Somebody Stole My Gal」。
大阪の家庭にとっては、
タコ焼き器のような存在かもしれません。
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