まだ、具体的にふれてはいないのだけれど、
20代の終わり1991年秋ごろに発症して、
長いつきあいになった「不安神経症」からどのようにして“脱出”したかを、
書きたかったというのが、そのひとつ。
「神経症」っていうのは、
今で言う「パニック障害」ですね。
ひどいときは、
自宅から数十メートル外出するのが難しい。
電車に乗ると、
「死」の恐怖に襲われる…。
心臓が破裂すると思うほどの鼓動で全身が脈打つ、
手のひらからしたたるように汗が流れる、
息ができない…
…といった症状が頻繁にでました。
とはいえ、
喉元すぎれば熱さ…なんとやらで、
今から思えば、
自分のことなのに、
他人事のような気さえします。
現在、その苦しみの只中にいる方も少なくないと思うのですが、
僕は、
そんな「症状」は確実に克服できると断言できます。
方法はひとつじゃないでしょうけど、
まず絶対に治ることを信じるのが出発点です。
単に心とか考え方の問題ではなく、
身体や周辺の環境にも起因しているので、
“脱出”への道は、ヒトそれぞれでしょう。
本も役に立ちます。
多くの本を読みましたが、
僕が一番たすけられたのは、
講談社ブルーバックス『不安のメカニズム』(クレア・ウイークス著・高木信久訳)でした。
| 数えきれないくらい読み返したのでボロボロです |
さまざまな症状のパターンをうまく言葉に現してくれていて、
まず自分が特別な状況に置かれているのではないことがわかります。
その“口調”が実際に話しかけてくれているような気になるのも心強いです。
症状に苦しんでいるときに、
この本を読むだけで安心したことを覚えています。
何より、
治療の「根本原則」がシンプルなのがいいです。
この「病気」の原因が「恐怖」で、
それが症状に至るメカニズムを解き明かし、
症状に対して、
「直面する」「受け容れる」「浮かんで通る」「時の経つのにまかせる」という4項目で向きあえばいいとアドバイスしてくれています。
もちろん、その実践は簡単なものではなかったのは、
僕も覚えていますし、
さらに他の工夫なども必要なのですが、
結局、症状の解決は、
この4項目が基本なのです。
極端に言えば、
発症するまでは、
無意識のうちに、
身心の変調に対して、
そのように対処していたのだと思います。
回復は徐々に、という部分と、
劇的な変化とが折り重なってやってきました。
もし、
偶然に、このブログを読まれた方で、
パニック障害で苦しみ悩んでいる方があれば、
とにかく焦らず、
まず一進一退が、
回復の兆しなのだと考えていただけば、
いいと思います。
今後、折々にそんな経験を綴っていくつもりです。
0 件のコメント:
コメントを投稿