2015-08-20

能町みね子さんという発見とリスク

ニュース記事の見出しだけを読んで、
適当に内容を判断して中身を誤解していたということはありませんか。

実は、これまでそういうことはほとんどなかったのだけど、
とうとうやってしまいました。

能町みね子さんってご存じですか。
新聞報道によると36歳だそうで、
エッセイストとしてTVなんかにも出演なさっています。
その能町さんが、
今月4日に放送放送されたTV番組「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)で、ご自身がが「オネエタレント」のひとりとして紹介されたことに抗議した…というニュースを以前、ネットでチラッとみていたんです。

僕は能町さんが女性なのに、いわゆる「おかま」とか「ニューハーフ」などとも呼ばれる男性に間違えられたという“笑い話”だと考えていたんです。

だって能町さんはふつうに女性だと思い込んでましたから…。

でも、日刊ゲンダイ(web版:8月14日付)によると、
能町さんは「07年1月にタイで性別適合手術を受け、3カ月後に戸籍を男性から女性に変更」したんですね。

つまり男性だった時期があった…。

実際、今回のニュースで、
能町さんがかつて男性だったことを知った方も多いはず。
いや、そうでもないんだろうか。
隠していたわけじゃないみたいだし…。

そういう意味で今回の件は複雑ですね。
たぶん能町さんは、
本来は男性なのに行動は女性ということを“売り物”にしているわけじゃないので、
「オネエ」を自認するタレントとは同列にされたくない!
完全に女性として仕事をしていきたい!
…ということなんでしょう。

僕もたぶん2回くらいしかTVで見たことがないのに、
才能を感じさせる女性だという印象があったので、
名前も覚えていたのだし…。
敢えてググってみるほどの興味がわかなかったけど…。

ただ「才能を感じさせる女性」だと感じたのは、
「よくわからないけど、
TVに出ているくらいだから才能があって、
とても面白い実績もあるんだろう」という意識があったかもしれません。
そういう意味で、
TVの制作側が「元男性」という経歴を重視して、
起用していたとなれば、
また話は違ってきますしね。

今回、放送局側が「オネエ」に分類したバラエティ番組を制作したのだとしたら尚更です。

一方で、抗議することによる能町さんのリスクも大きいですよね。
「元男性」ということがインセンティヴになってTV局が出演をオファーしていたのだとすれば、
今回の件を境に番組への起用をしなくなるかもしれません。

僕が最初は「笑い話」と勘違いしていた、この件は、
マスメディアの中で「性別」ついての認識をあらためて考える契機となるほどの問題でることになりますね。
TV局は正面から向き合って、
考えを表明してほしいものです。
もちろん、能町さんを「オネエ」として分類したことが間違ったことだとは考えないという主張でもいいと思います。
そこから本当の話し合いや問題提起が始まるでしょうから。

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