リモートワークっていう仕事の仕方があって、
場所や時間の制約から解放されて働くことのようです。
もう死語…というか、イケてない自称クリエイターを嗤(わら)う差別語的な扱いになった観もある「ノマド」ワークも、その一種なのかしらん。
とはいえ、リモートワークだって「ノマド」と同じ道をたどる可能性は否定できません。
リモートワークは一般用語だと言っても「派遣社員」の例もありますからね。
一時はテレビドラマのタイトルにもなる勢いだったのに…。
安泰な仕事なし
リモートワークっていっても企業や組織側から見て、光熱費や事務用品が自前で、通勤手当(交通費)を払わなくていい低コストの働き手にされるんならば、主婦の内職と一緒なわけです。
産経新聞の神戸支局や大阪の社会部、文化部で記者やデスクを経てデジタルメディア担当専門委員としてwebメディア編集長をつとめました。2015年10月から海外向けSP会社の取締役として第2の社会人生活を始めました。趣味はトロンボーン(和名:伸縮自在真鍮製曲金発声器)や落語鑑賞など。ITパスポートと2級FP技能士資格あり。JAZZと落語とコロッケが好き。 和歌山市出身。大阪・千里在住。
2015-12-18
2015-07-30
グレイトフル・デッドに学べるのはビジネスだけじゃない
「1960年代のヒッピー文化、サイケデリック文化を代表するアーティスト」
「デッドヘッズと呼ばれる熱狂的な追っかけファンが多く、ヒットチャートとはほとんど無縁の存在ながら、毎年のようにスタジアム・ツアーを行い、常にアメリカ国内のコンサートの年間収益では一、二を争う存在だった」
「著名人の『デッドヘッズ』としては、第42代アメリカ合衆国大統領ビル・クリントン、元副大統領アル・ゴアと夫人ティッパー・ゴア、スティーブ・ジョブズ…」
「1995年8月9日、リーダーのガルシアの死去によってバンドは活動停止を宣言、解散した。その後メンバーが再集結してアザー・ワンズを結成、現
在は『ザ・デッド』の名でライブ活動を行っている」
…となり、これでだいたいイメージはつかんでいただけたでしょうか。
この伝説とも言えるバンドの運営形態をビジネスのヒントにしようという本がデイヴィッド・ミーアマン・スコットと、ブライアン・ハリガンの共著『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(渡辺由佳里訳/日経BP社)です。
この邦訳版は2011年12月にコピーライターでwebサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を主宰している糸井重里さんの監修で出版されました。
ふつうミュージシャンはリリースしたアルバムを売るためにライブ・ツアーなどを行うのですが、
グレイトフル・デッドはファンにライブの録音を許可するだけでなく、
良い音質で録音してもらうためのスペースまで設けていました。
そうすることで、
自分たちの音楽がコンディションのいい音源で広がって、
ライブの宣伝になるというわけです。
インターネットの普及が進んだ現代では、
珍しいとはいえない手法ではあるのですが、
グレイトフル・デッドはインターネットどころか、
「ウォークマン」すら発売される、はるか前から実行していたんです。
2015-06-14
ウォーレン・バフェットの失敗
投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの筆頭株主で、会長兼CEOの、ウォーレン・バフェット(Warren Buffett、1930年~)のエッセーが2つ掲載されています。
バフェットは、
長者番付の「フォーブズ400」の常連なので、
名前くらいは知っている方がほとんどだと思いますが、
世界的にも一番とか二番とかいう金持ちです。
amazonの本のカテゴリーで「バフェット」を検索すると220件ヒットしました。
「村上春樹」では1130件なので、
「バフェット」の220件が多いのか少ないのか僕には判断できないのだけれど、
まぁそこそこの数字なのだと思います。
つまりあやかりたい人間は少なくないということです。
僕もバフェットがチェリーコークを一日に何本も飲むと聞いたので、
輸入雑貨店で買って飲みましたが、
金持ちになったという実感はありません。
日本ではチェリーコークが、
期間限定販売とか、
並行輸入でしか手に入らないので、
一日に何本も飲むというのは簡単じゃないですし、
何よりも、
僕は甘い飲み物があんまり好きではないので、
頑張っても一日1本ですね。
本題に戻ります。
この本に収録されているバフェットのエッセーのひとつが、
「二五年間の失敗」というタイトルです。
執筆当時、バフェットはバークシャー・ハサウェイのオーナーとして企業を買ったり経営したりして25年。
その経験を振り返って、
「要するに、収益力の低い企業を安値で買うよりも、素晴らしい会社をそれなりの値段であっても購入するほうがよいということだ。このことに気づくまでしばらくかかった」と書いています。
要するに掘り出し物はない、ということですね。
それから、
「優秀と言われる経営陣が悪い企業を立て直そうとしても、たいていは失敗する」そうで、
「私の最も大きな発見は、ビジネスにおいては、いわば『組織が本質的に持つ欠陥』とでもいうべきものが圧倒的に重要だということである…中略…むしろ、合理的な経営判断などというものは、『組織の欠陥』の前にはひとたまりもないようだ」と述べています。
簡単に言うと「アカン組織はどうしてもアカンねん」という身も蓋もない話ですね。
理由の筆頭に挙げられているのが、
「組織はどんな変化に対しても常に抵抗する」ということ。
そういう意味では、
どう見ても「アカン」組織が大した変化もなしに復活したかのような姿になった場合は要注意ということかもしれません。
これは企業などの組織だけではなく、
業界全体でも言えることかもしれませんね。
もしかしたら「国家」についても…。
バフェットの“反省”は、
「アカンもんは抵抗勢力を排除して変化しないと立ち直らない」という教訓としたいと思います。
それから興味深いのは、このエッセーの締めくくりです。
バフェットは、
「二五年間の失敗について話してきたが」、25年後に「同じように過去五〇年間の失敗について話してみたい」と語っています。
その25年後というのが今年2015年です。
ネットで調べたところ、該当する文章が見つかりませんでした。
どんな「失敗」が語られるのか楽しみです。
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2015-04-30
ゴルゴではなくフランクリン13…。
| ベンジャミン・フランクリンの「13徳」を貼った2014年のモレスキン・デイリーダイアリー |
新しい年を迎えるときに毎年の手帳に貼り付けているものがあります。
アメリカ合衆国建国の父のひとりで政治家や物理学者などとしても知られるベンジャミン・フランクリン(1706-1790年)が掲げた「13徳」(Benjamin Franklin's Thirteen Virtues)をプリントアウトした紙です。
「13徳」は以下の通りです(wikipediaより)
1.節制:飽くほど食うなかれ。酔うまで飲むなかれ。…で、
2.沈黙:自他に益なきことを語るなかれ。駄弁を弄するなかれ。
3.規律:物はすべて所を定めて置くべし。仕事はすべて時を定めてなすべし。
4.決断:なすべきをなさんと決心すべし。決心したることは必ず実行すべし。
5.節約:自他に益なきことに金銭を費やすなかれ。すなわち、浪費するなかれ。
6.勤勉:時間を空費するなかれ。つねに何か益あることに従うべし。無用の行いはすべて断つべし。
7.誠実:詐りを用いて人を害するなかれ。心事は無邪気に公正に保つべし。口に出だすこともまた然るべし。
8.正義:他人の利益を傷つけ、あるいは与うべきを与えずして人に損害を及ぼすべからず。
9.中庸:極端を避くべし。たとえ不法を受け、憤りに値すと思うとも、激怒を慎むべし。
10.清潔:身体、衣服、住居に不潔を黙認すべからず。
11.平静:小事、日常茶飯事、または避けがたき出来事に平静を失うなかれ。
12.純潔:性交はもっぱら健康ないし子孫のためにのみ行い、これにふけりて頭脳を鈍らせ、身体を弱め、または自他の平安ないし信用を傷つけるがごときことあるべからず。
13.謙譲:イエスおよびソクラテスに見習うべし。
手帳に貼り付けてどうなったか?
結論を言うと、
全くどうにもなりませんでした。
やっぱりね、
「お札(ふだ)」じゃないんですからね、
貼り付けているだけで御利益(ごりやく)があるわけもなく、
どうしょうもありません、
実践しないと。
フランクリンほどの人物でも、
<「道徳的完全に到達する大胆で難儀な計画」を思いついた>
と『自伝』で言っているほどなんで、
もともと簡単じゃないんです。
だから、
毎週1週間を徳目のひとつつに捧げて、年に4回この過程を繰り返した…というんですね。
上の実践方法も
wikipediaからの引用です。
“『自伝』によると”とあるので、
持っているはずの、
その『自伝』(岩波文庫)を探したんですけど、
だいたいいつものことで、
必要とする本はすぐに見つからない。
「3.規律」の「物はすべて所を定めて置くべし」を痛感するわけです。
やっぱり的を射たことを言いますね、よっ大統領…。
あっフランクリンは大統領はやらなかったですね。
さて、
あらためて、
毎週1週間を徳目のひとつつに捧げて、年に4回この過程を繰り返す…という方法について、です。
正直のところ最初、
「そんなもん、めんどくさいわい。これくらいいっぺんにやったるわい」と意気盛んでしたが、
「1.節制:飽くほど食うなかれ。酔うまで飲むなかれ」なんか、
いともたやすく破ってしまいます。
「酔わんかったら酒のむ意味ないやないかい」と、
守らない理由はもういくらでもありますし…。
「2.沈黙」にしたって「自他に益なきことを語るなかれ。駄弁を弄するなかれ」って、
たぶん、これ実践すると、
僕の場合、何もしゃべらない、異常といえるほどに無口な人間になってしまいます。
もはや人間ではなく貝です。
だいたい少なく見積もっても僕が話すことの99%は自他に益なき駄弁ですからね。
…というわけで、
手帳には律儀に「13徳」を貼り付けるのが、
単なる惰性の恒例行事になっています。
政治家が選挙のときに掲げるスローガンと同じです。
それよりはマシかな、
一応やる気はありますからね。
でもね、
もう50も過ぎて、
これではいかんと思うわけですよ。
人生の残り時間も、
たぶんかなり長く見積もって、
あと50年………。
長すぎるかな、まぁいいや。
でも、
そのうちの半分の25年は後期高齢者ですから、
夜、布団に入ったまま、
そのまま冷たくなってもおかしくないというのが日常でしょう。
ですから、
「6.勤勉」の「時間を空費するなかれ」っていうのは、
痛切に響きますね。
じゃぁ「それでどうなるの」と詰め寄られても、
「すみません」って謝るしかないのだけど、
凡庸さに比例して、
「このままではあかん」と思うんでしょうね。
まぁ物心ついたときから、
そう思い続けてきたような気もするけど…。
それに恥ずかしい話、
毎週1週間を徳目のひとつに捧げて、年に4回この過程を繰り返す、…この肝心な方法を忘れて、
単に手帳に貼り付けていたことに、
何と本日きょう2015年4月30日、
気づいたんです。
「そんなもん、めんどくさいわい。これくらいいっぺんにやったるわい」という最初の意気込みだけが毎年、空回りして生き残ってきて、
もともとの基本を忘れていたわけです…。
こういうの何ていうんでしょう?
仏つくって魂入れず…。
違うな。
空念仏…。
微妙に違うな。
豚に真珠…。
なんか違うけど、
そういうことのような気がします。
う~ん、もっと適切なたとえ…。
ブルーレイレコーダーにCD-ROMを入れるようなもの…。
さらに離れたな。
…というわけで、
まず、きょうから1週間、
「1.節制:飽くほど食うなかれ。酔うまで飲むなかれ」で行きます。
来週は
「2.沈黙」なんで、
あんまりしゃべりませんが、
そういうことなんで、
怪しまないでください。
ちなみに、
「4.決断」は楽勝かな。
なすべきことを何も決心しなければ、いいんですもん。
「12.純潔」はもっと簡単。
この週は「13徳」の休憩期間と同じですな。
今回で、このブログを開設して、
13日連続で更新できたので、
「13」にちなんだテーマにしてみました。
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