2017-03-26

ふたりのトランプ

DVDを買ってチャールズ・チャップリン(Charles Chaplin,1889~1977年)の「独裁者」(原題「The Great Dictator」)をあらためて観ました。

説明するまでもないくらいに、アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler,1889~1945年)の独裁政治を批判したことで有名な米国映画。初公開は1940年9月のニューヨークでした。

チャップリンは独裁者とユダヤ人の散髪屋(床屋)の2役。ちなみにチャップリンの誕生日は4月16日で、同い年のヒトラーが生まれた日(4月20日)と4日しか違いません。

この作品の撮影が第二次世界大戦勃発から2週間後に開始されたことに驚きます。。ウィキペディアによると「チャップリンは後世、自伝においてホロコーストの存在は当時は知っておらず、もしホロコーストの存在などのナチズムの本質的な恐怖を知っていたら、独裁者の映画は作成できなかったかもしれないと述べている」そうです。

僕はチャップリンがタイムマシーンをつかって未来に行ったか、予言能力があったのか、思いました。単に「天才」とは、そういうものなのかもしれませんが…。

製作・公開に対しては政治的な圧力もあり、1940(昭和15)年9月27日に「日独伊三国間条約」でナチス・ドイツと同盟を結んでいた日本では、この当時上映が禁止されました。

日本で公開されたのは敗戦から15年後の1960(昭和35)年です。

映画の最後で独裁者と間違われた散髪屋による普遍的な人類の愛を説いた約6分の演説は「歴史上で最も感動的なスピーチ」とも言われるので、詳細は書く必要がないでしょう。

多くの賛美のなかには、自身の思想信条に都合のいいだけの解釈もあるように感じます。そして、もちろん批判もあるでしょう。

それはさておき、ヒトラーと同い年で、この作品のなかで独裁者と顔がそっくりという設定のチャップリンのアイコン的な役柄…キャラクターは「小さな放浪者(The Little Tramp)」。トランプさんだったことは何かを示唆するんでしょうか、気になっています。

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